私は、会議の場に人工呼吸器を持ち込み、2022年3月のPMDA医療安全情報に記載されていた事例の再現を実演してみた。対策として、使用する前にきちんと点検することが書かれていたので丁度良かった。最新でもあったので説明に利用できるとも思った。
人工呼吸器には回路が外れたときに鳴るアラームがある。任意でオフにできる機種もあるし、できないのもある。秒数を設定できる機種もあり、どれくらいリーク量を許容するかを設定できる機種もある。
そう、回路が外れたときにはリーク量が増える。意図しない漏れをどこまで許容するか、許容範囲を超えると回路が外れたと認識して、人工呼吸器は回路外れアラームを鳴らす。
逆にいえば、回路が外れても人工呼吸器がリーク量の許容範囲内であると認識すれば、回路外れアラームは鳴らない。
人工呼吸器は、回路が外れたときに鳴るアラームを設定していても、回路が外れたときにアラームが鳴らないことがある。それが、2022年3月に案内されたPMDA医療安全情報の詳細だ。
会議の場で実演していいかは、病院施設によると思うので事前に確認する必要があるが、言葉で説明されるより見た方が早い。私の職場の会議は事務職など直接的に人工呼吸器に携わらない人も出席する。非医療職者には理解できるよう伝えることが求められる。
私自身、一度も経験のないことだったが、無事にその場で全会一致で承認された。もちろん、どう説明するかを考えて頭の中で大体の原稿を作り、何回か練習して臨んだものの、こんなにスムーズにことが運ぶとは思わなかった。会議のあと、事務の契約係が「見習いたい。感動した」と多分なお褒めの言葉を頂き、嬉しいというより恐縮した。
嬉しかったといえば、直属の上司の医師が、何を説明できたらいいかプレゼンのポイントや質問対策など会議の前に気にかけてくださり、会議中もフォローしてくれたことだ。これまで会議の場で上司からフォローしてもらったことがなかったので、新鮮な体験だった。
振り返れば、聞き手の皆さんが基本的に好意的だった。だからちゃんと私の話を聞いてくださり、的確な質問に答えられ、矛盾がなければ、特に問題なかったということで、私の力だけで購入に至ったわけではない。
職場は、どんな仕事をするより、どんな人達と仕事をするのかで成果が変わってくると思う。ということは、会議の前に大抵行う根回し、より以前に普段から良好な人間関係を築くことが最も大事だといえる。
普段の業務をきちんとこなし、それなり実績をもって、他部署と協力的に仕事する。その中で、自部署として組織にとって何ができるのか、つまるところ、当たり前だが、適正かどうかを突き詰めて、必要な品だと判断したなら、基本的には買えるはずだ。
私利私欲はバレる。だから、個人のためでなければ、何でも買える気はした。ぇ、意外な結論で笑
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