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2作目の電子書籍出版について②【Kindle本】

エッセイの呼吸95

正直、内容的に書こうかどうか迷った。人によっては大したこと言ってないと感じると思うし、私なんかよりずっと影響力を持った人はたくさんいる。だから臨床工学とは関係ないようなことを書くべきかどうか迷った。

ただ「丁度いい」というのがある。

一つは、立場や思想の違いなどから、何を言われても頭に入らないということがある。正しいことや人道的なこと、地球にやさしいこと、立派なことを言っているけど、例えば言い回しがくどかったり、私生活が尊敬できなかったりして、理解はするけど気持ちが動かないというのがある。

もう一つは、存在が遠すぎてイメージできなかったり、親近感がわかないから行動に移しづらいというのがある。イチローだからできることだ、孫正義だからできることだ、とか。

「何を言ったか」ではなく「誰が言ったか」で価値が決まるものだという。それがむしろ遠い存在である故に、じゃあ私にもできるかもとか、私も頑張ってみようという気にならない。

勇気をもらうのではなく「良い話を聞いたなぁ」と感じて満足してしまう感じだ。

だから、身近で目標となる人の言葉は納得感があって行動にも移しやすいというものがある。それが「丁度いい」だ。丁度いいは変化する。たどり着いたら、また別の丁度いいがあるはずだ。ベンチマークを変えていって、ステップアップしていくものだ。

だから、私も誰かにとっての丁度いいが作れるかもしれないと思い、迷ったけれど最終的に出版することにした。

100人が読んでくれたとして、99人に低評価をもらっても、1人が「ありがとう」って言ってくれたら、大成功なんだ。

でも、できれば読んで頂いている時間を「あぁ無駄だった」と読後に思われないように、一生懸命書いております。そのつもりです。全員に満足いただくのは難しいかもしれませんが、少しでも不満な気持ちで本を閉じる人が少なくなるように心がけています。

今日もユウブログに来ていただき、ありがとうございます。
もっと文章を書くのが上手くなりたいなぁ。

  • この記事を書いた人

ユウ

人工呼吸管理が好きな臨床工学技士(ME; CE)。十数年の職務経験で、民間病院から県立、国立病院機構の急性期から慢性期医療に従事。東日本大震災の衝撃から一念発起し、米国呼吸療法士プログラムの受けるべく留学するも資金繰りに失敗して途中帰国。でも求めた知識より一緒に過ごしたグローバルかつ多職種の友達が何よりの誇り。趣味は写真。マイブームはNFT。医療・健康など少しでも役に立つ発信を心掛けます。よろしくお願いいたします。

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