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余命があと一週間だったら、何をしますか?

エッセイの呼吸92

筋ジストロフィー症がいよいよ進行してきた友人がいる。動かしたいけど思うように動かない。その煩わしさに苛立ちを感じると言っている。残酷だとは思う。そして、まだ自分の意思で動くうちに何がしたいのか。あえて余命という大袈裟で仮の質問で聞いてみた。

「余命があと一週間だったら、何をしますか?」

少し考えて、旅行に行くか家で家族と過ごすそうだ。

それは、もう今から計画してやった方がいい。と、私は思ってしまう。違うのかな。

たしかに、期限があると感傷的にもなれるし、先が見えるから、あやふやになりがちでそれが不安になってしまうような、抽象的だが嫌なことを避けられるからいい。

いま、やりたいこと。意外と自分もできてないな。やっているつもりでできていないかもな。全然できていないわけではないけれど、もっとできる気がしてきた。

ここ一年で自分に言い聞かせていることは、余命あと一年のつもりで生きるということだ。目先の利益で動くべきじゃない。明日世界が滅びたとしても今日リンゴの木を植えるというような生き方だ。

自分にとって意義のあることをやらなければならない。使命だ。

あと余命が一週間だったら、私は今までお世話になった人に感謝を言いに行く。すべての人には挨拶まわりできないだろう。

会いたい人はいるなぁ。でも、一方でもっと人として成長してからもう一度会いたいみたいな感じもする。もっと頑張らないといけない。

成長するには新しい体験が必要だ。まだ見てみたい景色がある。まだ出会っていない色んな人と交流を楽しみたい。これからの人生で何ができるだろう。

今日もユウブログに来ていただき、ありがとうございます。
また梶さんっぽいことを言ってしまったか。

  • この記事を書いた人

ユウ

人工呼吸管理が好きな臨床工学技士(ME; CE)。十数年の職務経験で、民間病院から県立、国立病院機構の急性期から慢性期医療に従事。東日本大震災の衝撃から一念発起し、米国呼吸療法士プログラムの受けるべく留学するも資金繰りに失敗して途中帰国。でも求めた知識より一緒に過ごしたグローバルかつ多職種の友達が何よりの誇り。趣味は写真。マイブームは禅。医療・健康など少しでも役に立つ発信を心掛けます。よろしくお願いいたします。

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