エッセイ

青春によく似た春の日差しが部屋の隅を撫でていった

エッセイの呼吸83

点と線がつながるときは、稲妻が走ったようにハッとして目が覚める。
きっかけはふいに訪れる。

記憶の引き出しの隅に追いやられていたが、母の言葉で思い出した。

「あなたが書いた新聞、本棚にしまってあるよ」

一瞬、新聞?と思ったが、次の瞬間、急に思い出した。
小学生の頃、私は家族向けに新聞と題して、最近気になったニュースを手書きして壁に貼り出していた。

懐かしいことを聞いた。と、思ったときに気づいた。

「昔からやってること変わんないじゃないか」
「ずっと同じことしてる」

自分史のいつの時代も、記事を書いとるやないか。笑けてきた。

理由はわからないけれど、中身がなくてもアウトプットせずにいられない性分なのかもしれない。サボるときはしっかりサボるのだけれど。バランスは大事だと思いながらも極端なところがあるんだな。

自分の歩いてきた道にしか武器はないというのが、まさに謎に文章を書いてきたってことだな。そのわりに全然ライティングスキルが達者になっていないけれど。まぁいいでしょう。

やり続けることは大事だけれど、続けられていることって理屈じゃないのかもしれない。
続けようと思って始めたわけじゃないけれど、気づいたら続けていたってことがある。

最初に始めた日記ブログは自分のためだったし、次のブログは友達との内輪のもの。
未だにSNSが馴染まないのは、誰の為でもない雑記ブログに慣れてしまっているせいか。

もうちょい頑張りたいんですけどね。疲れちゃいますよね。
一緒にがんばりましょう。ゆるい感じで。

今日もユウブログに来ていただき、ありがとうございます。
幸せに交わることは変わらない自分と向き合うこと。

  • この記事を書いた人

ユウ

人工呼吸管理が好きな臨床工学技士(ME; CE)。十数年の職務経験で、民間病院から県立、国立病院機構の急性期から慢性期医療に従事。東日本大震災の衝撃から一念発起し、米国呼吸療法士プログラムの受けるべく留学するも資金繰りに失敗して途中帰国。でも求めた知識より一緒に過ごしたグローバルかつ多職種の友達が何よりの誇り。趣味は写真。マイブームはNFT。医療・健康など少しでも役に立つ発信を心掛けます。よろしくお願いいたします。

-エッセイ