エッセイ

記憶にございません【魔法の合い言葉】

エッセイの呼吸8

映画「記憶にございません」を観た。2019年公開の作品で、三谷幸喜さんが監督・脚本のコメディ映画だ。三谷映画らしく豪華なキャストでストーリーが面白くて楽しめた。

私はだんだんと途中から話のオチが見えてきてしまい、2時間が少々長く感じられてしまったが、身構えずに観れて押しつけがましくないメッセージの伝え方は心地よかった。

人の忘れるという能力は、往々にしてマイナスのイメージで使われることの方が多いが、人が忘れることができない生き物だったら、それはそれで辛い。辛いことをいつまでも引きずってしまう。良い人ほど自己嫌悪に陥って、必要以上に自分を傷つけてしまいがちだ。自分にとっては深刻でも、誰かにとってはたいしたことではないこともある。だからといって割り切れないものだと思うけれど、だからこそ思い詰めずにさっさと寝てゆっくり休んで、忙しくしてしまうことだと思う。いつの間にか自然と忘れることだと思う。

それでも、それでも、ときにふと魔がさしたり、自分でももう止められないところまで来てしまっていることがあるかもしれない。慈悲のない誰かに何度でも傷つけられるかもしれない。そんなときの魔法の言葉。

「記憶にございません」は他人に対しての言い訳としてではなく、自分自身が生まれ変わるときの合言葉として使う言葉だ。反省すべきことは改善していつまでも悪い感情に捉われないための自己暗示だ。

価値のない人なんていない。忘れているだけだ。悪い自分は忘れて、本来の自分を思い出そう。って、映画を見終わったときにそんな感想を持ちました。病んでいるのかな笑

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仕事ができるとか頭がキレるとかより、やっぱり人柄の良さが一番。

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