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時間はこれを使うことによってしか忘れることができない【シャルル・ボードレール】

エッセイの呼吸66

朝日新聞13日朝刊の折々のことばに載っていた。この欄が好きだ。そしてボードレールも好きで読んだことがある。漫画「惡の華」を読んで押見修造の凄まじさを知って、原書も気になって読んだ。

ただ、ボードレールがそんなことを言っていたのか、知らなかった。時間に打ちひしがれないための対処は、やはり時間を使うしかなくて、しかも二種類しかないと。自分を摩滅させる快楽か自分を強くする仕事らしい。良い意味でか悪い意味でかで、我を忘れることが時間感覚から離れる唯一の方法。

しかし、これらが両立しないのがミソ。だからどちらかを自ら選ぼうとボードレールは言っている。

ほほう。でも、楽しいはずの快楽が長く感じることもあるし、没頭し過ぎた仕事を後悔することもある。何事も適度なバランスがあるようで。

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ユウ

人工呼吸管理が好きな臨床工学技士(ME; CE)。十数年の職務経験で、民間病院から県立、国立病院機構の急性期から慢性期医療に従事。東日本大震災の衝撃から一念発起し、米国呼吸療法士プログラムの受けるべく留学するも資金繰りに失敗して途中帰国。でも求めた知識より一緒に過ごしたグローバルかつ多職種の友達が何よりの誇り。趣味は写真。マイブームはNFT。医療・健康など少しでも役に立つ発信を心掛けます。よろしくお願いいたします。

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