エッセイ

本気である瞬間瞬間が幸福

エッセイの呼吸57

仕事、恋愛、遊びも本気だから面白い。

本気になれることが大事なのかもしれない。中身よりも。いや、その過程に面白さを見出せれば本気になれるのかもしれない。順番はどうあれ、本気になるとジャンケンでも面白い。ダサくても、本気ならかっこよくなる。

「今夜、ロマンス劇場で」という映画を観た。2018年に公開された映画で、主演は坂口健太郎、綾瀬はるか。その他、豪華なキャストだ。加藤剛が出ていてビックリした。加藤剛といえば、私は砂の器だな。アマゾンプライムビデオにてデジタルリマスター版が観れるようで、こちらもビックリだ。

長く続けることって、のらりくらりもできるかもしれないけれど、どうせやるなら本気の方が面白い。劇中のスターたちは有名になりたいとか誰かに憧れたり、あるいはお金の匂いに誘われた人もいるかもしれない。でも、一発当てても、輝き続けるには真剣に向き合った時間があって、本気であるに違いない。

一発当てることだけでも凄い。その分野で一度でも花を咲かせられたということ。でも、上げた花火はいつまでも輝いてはいない。また次、その次の花を咲かせないと輝いてはいられない。それは、適当にやってできることではない。

本気でいることは、そのことしかできないと思う。あれもこれもできるだろうか。あれもこれもを60点取ることが目的ならそれでいいかもしれない。でもそうじゃないなら、やらないことをまず決めて、やるべきことに専念するということだ。

ロマンス劇場での竹中直人のもはや演技じゃない感じが笑えたし、それはそれは素敵だった。もちろん、他にも各々が役を演じているのだけれど、役者だなって思えるそれぞれの味が私の口に合った。北村一輝もハマり役で最高に笑えた。

そんな笑いあって、夢中になれる日々を過ごせたら幸せだ。仕事も恋愛も遊びも。

今日もユウブログに来ていただき、ありがとうございます。
感染者がまた増えるけれど、辛抱強く在りたいですね。

  • この記事を書いた人

ユウ

人工呼吸管理が好きな臨床工学技士(ME; CE)。十数年の職務経験で、民間病院から県立、国立病院機構の急性期から慢性期医療に従事。東日本大震災の衝撃から一念発起し、米国呼吸療法士プログラムの受けるべく留学するも資金繰りに失敗して途中帰国。でも求めた知識より一緒に過ごしたグローバルかつ多職種の友達が何よりの誇り。趣味は写真。マイブームは禅。医療・健康など少しでも役に立つ発信を心掛けます。よろしくお願いいたします。

-エッセイ