エッセイ

今までこれからもミニマリスト

エッセイの呼吸40

ここ数ヵ月で荷物が大分と減った。人ってそんなに物を持っていなくても生きてゆける。贅沢しないということではない。節約生活でもない。実用的なもの、好きなものって、そんなにたくさんなくても十二分に幸せだということ。私はだけれども。

紙の本が今でも好き。でも、気づいてはいたけど、年に何回も開く本は限られている。中には分厚くて重たいものもある。出かけるとき、電車の中でどの本を読もうかと選ぶのが好きだったし、ブックカバーは気に入っていた。でも、もう、その生活とはおさらばした。

電子書籍版になっているものしか買わなくなった。もともと一冊読み終わってから次の本に移るわけじゃなくて、並行して読んでいた。すると鞄の中は基本的に二冊入れていた。重い。紙の質感は好きだったけど、持ち運びが楽になることと、いずれは処分する日が来ることを知っているから、捨てるにしても売るにしても、その時間がもったいないから、紙の本を卒業した。

書類は全捨て。専門書は電子版がないことの方が多くて困る。でも、読んでアウトプットすればいいと割り切っている。まだ冊子のものが何冊かあるけれど、いずれゼロにする。これが気持ちいい。

なんでもかんでも減らそう、無くそうという気はない。結局実用的なもの、好きなものしか生活に関わってこないので、本当に必要なものってどれかを見つめ直しているということ。そうすると、愛着のあるものとか、ときめくものしか残らなくて、その空間が心地良いし、変に気が散らなくて済む。作業は捗る。

いわゆる、最近流行りのミニマリズムだ。でも、以前から少しずつ進めていた。やっぱり、この行動が好転させてくれている気がする。もすこし、続ける。

今日もユウブログに来ていただき、ありがとうございます。
八畳くらいで生きてゆける。

  • この記事を書いた人

ユウ

人工呼吸管理が好きな臨床工学技士(ME; CE)。十数年の職務経験で、民間病院から県立、国立病院機構の急性期から慢性期医療に従事。東日本大震災の衝撃から一念発起し、米国呼吸療法士プログラムの受けるべく留学するも資金繰りに失敗して途中帰国。でも求めた知識より一緒に過ごしたグローバルかつ多職種の友達が何よりの誇り。趣味は写真。マイブームは禅。医療・健康など少しでも役に立つ発信を心掛けます。よろしくお願いいたします。

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