エッセイ

キャリアのリープフロッグ

エッセイの呼吸39

何か一つに依存してしまうと、居心地が良い間はそれでいいのだけれど、不都合な事態が起きたとき、倒れるか急旋回するしかなくなる。

私は居心地が悪いのがものすごく嫌だ。だからこそ一つに依存することがリスクだと思って、選択肢だけは広げたいと思ってきた。

ガジェットでは、スマホはアンドロイドを使っていてタブレットはiPadを使っている。PCはiMacだけどWindowsも入っている。ウロウロしているつもりはなく、色んなものに触れて体験することが大事かなと思っている。

新しいものが出てきたときに、それが何かを知って取り入れて、最適化を更新していく流れが好きだ。ただ、どうして気付かなかったのか、いや、不安要素に気づいていながらなぜもっと追求しなかったか思ってしまったのが、仕事についてだ。

職種的に職人気質な人が多く、私も日本教育で育ったため、一つのことを貫く美学はわかる。職人技は、言語化することが難しいところに洗練された風味が出る。それが美しい。私もそれを求めてきたし、これからも求めてゆくが、それだけでいいのかとも思う。

できないことをやり続けたら、いつかはできるようになるかもしれない。できるようになったらもっとできるようになるかもしれない。けれど、一見すると別のことに思えるジャンルにヒントがあったり、周りを見ていなかっただけで困難を乗り越えるカギがすでにあって、簡単にブレイクスルーできたりすることがある。

固執せずに止まったり曲がったり、匙を投げてもいいと思う。フォーク持ったり箸を持って味変してもいい。生きてゆくなら食べていければいいのだし。

自分が止まっても時代は止まらない。そこで今までできなかったことが急にできるようになってしまうこともある。それを見逃さなければいい。足を止めるのはいつでもできるし、歩き出すこともいつでもできる。

でも行動を起こすときに体力がないとダメだ。何事も健康からが第一歩だ。目的に届く橋がかかっていなくても、飛び超えてしまえる脚に鍛えてしまおう。

今日もユウブログに来ていただき、ありがとうございます。
信じていることを伝えて、共感する人と一緒に取り組めばいいのか。

  • この記事を書いた人

ユウ

人工呼吸管理が好きな臨床工学技士(ME; CE)。十数年の職務経験で、民間病院から県立、国立病院機構の急性期から慢性期医療に従事。東日本大震災の衝撃から一念発起し、米国呼吸療法士プログラムの受けるべく留学するも資金繰りに失敗して途中帰国。でも求めた知識より一緒に過ごしたグローバルかつ多職種の友達が何よりの誇り。趣味は写真。マイブームは禅。医療・健康など少しでも役に立つ発信を心掛けます。よろしくお願いいたします。

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