エッセイ

ライフワークとライスワーク

エッセイの呼吸33

なかなか自分の気持ちに嘘をつくのは難しいらしい。

やりたいことがない、やりたいことが見つからないという場合、実は「本当にやりたいことに蓋をしている」ということかもしれないと著名な人が言っていた。

たしかになぁと。どうしても基本的に周りが期待する行動を取るのだけれど、なんやかんや譲れない部分というか、いずれ叶えたいと願っていることへの道の岐路で結局は自分を通したいと思ってしまう。まだ良いことなのかわがままなだけなのか分からない、というかこれからの自分の行動をもって正しくするしかない。

とはいっても、本当にやりたいこととは何か。私は偉業を成し遂げたいとか夢や野望があるわけではない。中身より仕組みに興味がある。これまで経験したどの職場でも、一つひとつその場での知識より、マニュアルとか再現性や生産性に目がいってしまう。ある環境においての再現性のある適正化を考えるのが楽しいと感じているのだと思う。

自分のやりたいことがやれる裁量があるか、仕事において重要な要素だと思う。ただどこでもできるものではないから、割り切って、ご飯を食べていくための仕事とやりたいことがやれる仕事と両方やって、両立させることを求めていきたい。以前からそう思っていて行動できていなかった。やっぱりそこに向かいたい。

誰でも相反するものをもっていると思う。そこに美しさがあると思う。私は移ろいやすく見えても、私としてはやっていることはずっと一貫しているつもりだ。迷いながら進んで、失敗しながら笑ってる。そんな人いっぱいいるでしょ。私の周りにはいないけど。

今日もユウブログに来ていただき、ありがとうございます。
身近なベンチマークを探す旅に出ようかな。

  • この記事を書いた人

ユウ

人工呼吸管理が好きな臨床工学技士(ME; CE)。十数年の職務経験で、民間病院から県立、国立病院機構の急性期から慢性期医療に従事。東日本大震災の衝撃から一念発起し、米国呼吸療法士プログラムの受けるべく留学するも資金繰りに失敗して途中帰国。でも求めた知識より一緒に過ごしたグローバルかつ多職種の友達が何よりの誇り。趣味は写真。マイブームは禅。医療・健康など少しでも役に立つ発信を心掛けます。よろしくお願いいたします。

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