書籍紹介 エッセイ

望郷太郎という漫画

「望郷太郎」という漫画が面白い。

大寒波が襲来して世界的に壊滅状態になったところから話が始まる。
主人公は人工冬眠から500年ぶりに目覚める。

初期化された未来が舞台のフィクションだが、人類の歴史の歩みを描いている。
狩猟をする人と出会い、一通りのサバイバルスキルを学ぶところが一巻の内容だが、面白いのは、だんだん社会の仕組みを教えてくれているところだ。

働くこと、定住すること、戦争の火種、お金の概念

お金の威力は半端ない。戦争の解決にも発端にもなる。頭では理解していても実感がわかなかったところを描いてくれている。

「賢者は歴史から学び、愚者は経験から学ぶ」という言葉があるが、なんか全然経験したことのない世界観に本質的な学びが詰まっていて感心する。新しい発見やひらめきは、実は過去にあるのかもしれない。

自分が経験していない歴史から創出して、私というフィルターを通したときに、何か別のものになるのかもしれない。
まず自分が何を経験してきたのかを振り返るのも面白い気がした。

望郷太郎の中でも、度々主人公の仕事経験や料理の知識が活かされて、周りから信頼を得るシーンが描かれる。
回想シーンで父からの言葉が意味深だった。

「金に依存する限り金を創る者達の胸一つで発展も没落もさせられる。だから出る杭にならずおとなしく生きてゆくしかない」とのこと。
その先をまだ読んでいないので、今後の展開が楽しみ。

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