エッセイ

どうして死ななければならないか【エルピス】

the box

こんにちは。ユウ(@yu_ClinicalEng)です。

エルピスという長澤まさみさん主演の日本のドラマを最近見た。

テレビ業界が舞台で、冤罪事件をどう報道していくのかということが描かれていた。個人的には非常に面白かった。

テレビと医療で業界は違うけれど、情報の出し方とか、業界的な闇には、思うところがあった。

基本的には、主演の長澤さん目線でストーリーを見ていた。

若手ディレクターの彼のように、バカみたいに良かれと思って進めたプロジェクトが全く受け入れられなくて、ボツになったこともあった。

でもそこから学んで、情報をどのくらい出すのか、もしくは患者さんのためだけでなく、看護師さんや医師などスタッフにとっても良いことであるように、今では事務方のつまりはコスト的な収支が合うかとか、協力してくれる業者さんにもメリットがあるかなども考えるようになった。

それらのバランスが整っているものが実現できる。

逆にそうでない場合は、止まってしまうということだ。

きっと良い事なのに、出来ずに置き去りにされるもの。それをどう解釈するか、忘れてしまうのが1番楽だと思う。

ただ、ドラマ序盤の主役のように、どうも飲み込めないことは出てくる。どうやら忘れることが上手な人とそうじゃない人がいるらしい。

私は、ふつうの人間だと思う。忘れるには、正確には、もう一度 目の当たりにしないためには、離れることだと思った。つまりは、職場を辞めるということだ。危険を遠ざけるのは本能だ。私は普通だ。

ダメだ。これ以上は書けない。

最近の読書は、立花隆さんの「いつか必ず死ぬのになぜ君は生きるのか」を読んでいる。彼は、筆一本で時の首相を退陣に追い込んだ人である。

なぜ今か、ただの偶然であり、とくに意味はない。

今日もユウブログにお越しいただきありがとうございます。
信じてくれる人が1人いるだけで十分救われると、私も思う。

  • この記事を書いた人

ユウ

人工呼吸管理が好きな臨床工学技士(ME; CE)。十数年の職務経験で、民間病院から県立、国立病院機構の急性期から慢性期医療に従事。東日本大震災の衝撃から一念発起し、米国呼吸療法士プログラムの受けるべく留学するも資金繰りに失敗して途中帰国。でも求めた知識より一緒に過ごしたグローバルかつ多職種の友達が何よりの誇り。趣味は写真。マイブームはNFT。医療・健康など少しでも役に立つ発信を心掛けます。よろしくお願いいたします。

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