新しい職場で、ひとり臨床工学技士で、はたらくようになってから早半年。下半期に移り10月も終わろうとしている。時間とは恐ろしいものだ。
この6ヶ月でできたことを振り返るとき、以前の職場で培った知識・経験を活かしたいところで、すっかり忘れてしまっていたり、参考資料を手元に残しておこなかったことがあった。
定期点検の頻度、ルーチン業務を決めて実施していく上で、実際にできるかをやってみなければわからないから、試しては修正してを繰り返した。そして、まだ大したことができていない。一人では限界があるし、謎に私次第みたいに気を遣われている部分もあり、なかなか物事が進んでいないこともある。
当初より複数の施設を兼務する話があり、何日ずつ何を中心とした業務を行うかが決まらず、その結果どちらの施設でも何をルーチン業務として行うかが、自分自身も決められないでいる。
さらには、人工呼吸器の機種変更が予定より大分遅れている。裁量は利いても、変化を恐れる人の気持ちを、関わるすべての人にまでケアが行き届かない。やっぱり一人では、色んな役を演じるにも、少なくとも疲れてしまったり、面倒にしか感じなくなってしまったりする。終業時間間際は、もうアタマが回らない笑
そのくらいそちらでやってよ、と思うこともしばしばだが、じゃあ臨床工学技士って何をしてくれる人なの?と思われて仕方ないところも出てくる。としたとき、少なくとも此処ではコレを行います、というマニュアルなり指針を出したいところだが、未だ及んでいない。
だんだんと自分にも甘くなってくるのも恐いところだ。あまり時間で動いていない分、後回しをしようとすれば、いくらでも出来てしまう。11月までにやっておかなければいけないものが、もう直近になってまだ終わっていない笑
書類仕事は何気に苦手じゃないから、そこそこはやれてしまうのだが、たぶん私のワンオペ具合を見て、益々一体何をする人なのだろうと思う人はたくさんいるだろうな。
そして私自身、臨床工学技士って何をする人なのか益々わからなくなっている。点検って、やらなくても病院の業務が止まってしまうわけじゃない。何に貴重性や重要性を示せばいいのだろうか。今は人間力的なところで有難がられている気もする。それでいいのか、それがいいのか。
医療機器の点検よりも管理に、今は重きを置いている。看護師さんが行う点検表の改訂とか、呼吸器の設定や取り扱いについて意見が求められたり、コンサル的な部分だ。それでいいのだと思うが、この後のステップアップはどうするか、作戦が必要だ。
今日もユウブログに来ていただき、ありがとうございます。
誰が為に鐘は鳴る。