エッセイ

複数の職場を持つ【キャリアデザイン】

エッセイの呼吸133

いよいよ同じ法人で別の施設への兼任の話が進んだ。というより、私自身が進めた。というのも、相手方から打診はずっとあったが、自施設で私の上司だけでなく、窓口になる役職の方などが話を止めていたようだ。

たしかに、基本的に他施設へ積極的に出そうとはならない。自施設で能力を発揮してほしいと思うのが普通だ。ただ、それに加えて業務量が増えることを心配してくださっていた。あまりそこまで大事にしていただいたことがないので恐縮した。

複数の施設を兼任すると、事務的にはどう処理するのだろう。フリーランスではないから、あまり例はない気はする。前列がないことはないらしいが、その辺はフレキシブルな組織なので、モメるようなことにはならないと思うが、1個くらいは意見を通したい。

勤務形態なのか、業務内容なのか、マンパワーなのか、細かく挙げれば気になるところはたくさんある。初めが肝心で慎重にいくべきか、とりあえずお任せして始めてしまってから1つずつ交渉していくか、これはどっちのパターンだろうか。

必要性に気付くこと実感すること。それはサービスを知ってもらわないといけないから、商品であればデモンストレーションでありサンプル提供や初回は無料みたいな手法だ。

どこから手をつけて話を進めればいいのか、悩んで、時間が過ぎ、とりあえず打診が止まっていることに気づいたので、とりあえず何事もスモールスタートだと思って、まず出張で様子を見に行くことにした。

ひょんなことだが、偶然にも他施設の役職者が自施設に集まる機会があった。そこで挨拶させていただいた。私は看護部長さんだけと聞いていたので、呼ばれたその場に複数名いらして面食らった。

本来なら、私から名乗らなければいけないだろうところで、どういう状況か読めずにご紹介いただく流れになった。それ自体には悪い印象を与えないだろうし、私も気にするところではない。そして面白いと思えたのは、そういう形式的な場面に移る間際に人間性が出るのではと思ったことだ。私に対して思っている印象と期待値が見えた気がした。

まぁとりあえず結果を出さないといけない。

今日もユウブログに来ていただき、ありがとうございます。
わからないなら、結果で説明するのが理解しやすい。

  • この記事を書いた人

ユウ

人工呼吸管理が好きな臨床工学技士(ME; CE)。十数年の職務経験で、民間病院から県立、国立病院機構の急性期から慢性期医療に従事。東日本大震災の衝撃から一念発起し、米国呼吸療法士プログラムの受けるべく留学するも資金繰りに失敗して途中帰国。でも求めた知識より一緒に過ごしたグローバルかつ多職種の友達が何よりの誇り。趣味は写真。マイブームは禅。医療・健康など少しでも役に立つ発信を心掛けます。よろしくお願いいたします。

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