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やらない判断をする仕事も【あぁ無常】

エッセイの呼吸129

さて、たしかに、自分の欲望に蓋をして、誰かの犠牲に生きていくには、人生は長い。ただ、自分の欲望がどれほどの深さなのか、自分ではわからない。実際に行動に移さなければ、わからない。

今の職場は臨床工学技士は私1人だ。私1人でできることはたかが知れている。そして、私がいないと仕事が進まない仕事を作ってはいけないと思っている。

仕組みを作り、運用させる。動き出したら必要以上にやらない。見守る、問われても簡単に示す。それによって、何もしていないかのように思われても、基本的に他者に任せる。

いかにプレイヤーからディレクターになれるかだ。プレイヤーとしては、人工呼吸管理のみでいいだろう。あとは環境作りだ。必要なときにその機器や物品が使えるように、予測して準備する。もしくは改善を追求することだ。

いろんな人とのやり取りがある。業者とのやり取りが一番多い。事務管理課、医師、看護師、支援士とも多い。やっぱり他のメディカルスタッフとは普段の交流は少なめだ。患者さんとも大分減った。

今の場所に移り、色々と人間関係は変わった。辛いこともあったし、嬉しいこともあった。実にこれが人生だと感じる。

何をするかより、誰とするかだ。しかし、何をするかも譲れないものがある。そこに欲望の本質がある気がする。

1つの場所でしか生きていけない、なんてことはないはずだ。どうしても納得はできない。が、理解はできる。他人の行動は決して変えることはできないから、相手をどんなに想い、怒り、嘆き、心を尽くしても、届かないときは届かない。何が良くて何が悪いということではない。生き方の違いだ。

そうやって記憶をアルバムにしまい、新しいページがめくられていく。あぁ、エモい。

なぜここにいるのだろう、なんて考えることはない。過去は未来によって変えられると知っているから。居場所は自ら意味付ける他ない。

今日もユウブログに来ていただき、ありがとうございます。
沈黙の後の言葉、事情を想像できるかだ。

  • この記事を書いた人

ユウ

人工呼吸管理が好きな臨床工学技士(ME; CE)。十数年の職務経験で、民間病院から県立、国立病院機構の急性期から慢性期医療に従事。東日本大震災の衝撃から一念発起し、米国呼吸療法士プログラムの受けるべく留学するも資金繰りに失敗して途中帰国。でも求めた知識より一緒に過ごしたグローバルかつ多職種の友達が何よりの誇り。趣味は写真。マイブームは禅。医療・健康など少しでも役に立つ発信を心掛けます。よろしくお願いいたします。

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