臨床工学技士 エッセイ

成すべきことにフォーカスしてハックする【選択と集中】

エッセイの呼吸123

感度の高い人もいれば、なぁなぁに済ましている人もいる。それはどこでも変わらないと感じている。

士気が上がったと思ったら、絶望するときもある。精魂尽くしてもふいに不毛に思うこともある。

それらの対象が患者さんならむしろ救いがある。スタッフであった場合に、さてどうしたものかとため息が出る。

それでも虎視眈々とプラダクトアウトの気持ちを抑えて、しっかりマーケットインを意識することが大事だ。何が不足でどうしたらシステム化できるのか具体化する取り組みが必要だ。

私自身が新しい色であるなら、濃さを出す出さないは私が決められる。出すところは出す。そのコントラストと、バリエーションを持たせるとより解像度が増していいだろう。

いろんな色にフィットする精度を持つこと。同じ紫でも赤よりと青よりの色がある。その振れ幅を持つこと、つまりは余裕を持つこと。

決して、そんな色は認めないと受け付けず、怒ってしまっては新しい色は生まれない。白黒ハッキリしない曖昧な物事の方が多い。いかにグレイの中で色味を持つか。

遠回し過ぎてなんのことやら笑

1つの施設内に人工呼吸器がだいたい5台以下ならば1つの機種に統一してもいいだろう。しかし、2桁になるならば統一するかは要検討した方がいいだろう。

リコールが発生した場合のリカバリーや、台数が多くなると相対的に不具合の頻度が上がることなどリスク分散のために、あえて統一しない方がいいだろう。実際そうしている施設の方が多いだろう。

その上で、絞って残す機種を何にするかは多面的に視る必要がある。何ができて何ができないのか。どれだけ準備したかで結果が決まる。シビアに選択と集中です。

今日もユウブログに来ていただき、ありがとうございます。
心ないやり取りで傷付かぬように。

  • この記事を書いた人

ユウ

人工呼吸管理が好きな臨床工学技士(ME; CE)。十数年の職務経験で、民間病院から県立、国立病院機構の急性期から慢性期医療に従事。東日本大震災の衝撃から一念発起し、米国呼吸療法士プログラムの受けるべく留学するも資金繰りに失敗して途中帰国。でも求めた知識より一緒に過ごしたグローバルかつ多職種の友達が何よりの誇り。趣味は写真。マイブームは禅。医療・健康など少しでも役に立つ発信を心掛けます。よろしくお願いいたします。

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