エッセイ

誰もが誰かの忘れられない人【One Last Kiss】

エッセイの呼吸12

宇多田ヒカルが8枚目となるニューアルバムを来春リリースするとのこと。

アルバムタイトルはまだ未定だが本作には映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の主題歌の「One Last Kiss」が収録されるらしい。その他ニューアルバムリリース記念に配信ライブも行う予定だ。

「One Last Kiss」はエヴァを映画館で観たときに初めて聴いたが、改めて宇多田ヒカルさんは、天才だと思った。もちろん映画の世界観にマッチしていたし、宇多田ヒカルらしさみたいな感覚もにじみ出ていて、曲そのもの、歌詞そのもの、世界観そのすべてが完璧だった。

喪失を受け入れること、誰もが経験することだと思う。みんな忘れられない人がいるし、自分もまた誰かの忘れられない人になっていく。シンプルに大人になることとも言えるかもしれないけれど、大人になってからも経験することでもあるから、どうだろう、無常だ。

でも別れを悲しいだけのものとしてしまうと、新たな出会いも辛くなる。乗り越えなくてもいいし、逃げなくてもいい。人それぞれに丁度いい距離感があるんだと思う。誰にも強要されることではない。忘れられない別れがあったから、次の出会いを、これからの人生に喜びを感じられることもある。

死があるから生を全うできるというか。冬があるから春に胸が躍るというか。諸行無常だから生きがいを見出せるというか。一瞬だから輝ける。最後だからこそ愛おしく想う。

今日も「ユウブログ」に来てくれて、ありがとうございます。
誰かの忘れられない人であることがその人の勇気になる。エモいな笑。

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