臨床工学技士 エッセイ

蘇生バッグの組み立てをどうするか【BVM】

エッセイの呼吸118

以前の職場では、滅菌からあがった蘇生バッグの組み立てを行っていた。PMDAより注意喚起があり、組み立てには臨床工学技士による組み立てが求められた。

ただし、分解して消毒や滅菌をする場合だ。でも添付文書上はシングルユースであっても月一回程度の洗浄が推奨される型式のものがある。しっかり全部やれている病院はあるだろうか。

私個人の意見では、メーカーより定期の消毒が案内されていないタイプのものでバクテリアフィルターを介せば特段問題ないと考えている。フィルターのクラスにもよるが、HEPAフィルターなどコロナ対策でも曝露防止に使用するレベルのものなら十分だ。

リユースの蘇生バッグでもフィルターを付けていれば、わざわざ滅菌しないといけないのかと言われると必要ないと思う。もちろん、複数人に使用する場合は滅菌できた方がベターだろう。

それでもフィルター付ければいいでしょう。フィルター付けるのが一般的だと思っているが、どうなんだろう、フィルター付けずに使用しているところも結構あるのだろうか。在宅は除外するが。

たしか以前の職場で培養試験を行って問題ないとICTから回答があった気がする。詳細とデータは覚えていない。

ところによってフィルター付けていないところもマチマチらしい。でもフィルター付けるなら実際的に邪魔にならないサイズでないといけない。そうするとやっぱりユニフィルタージュニアですかね。そうでもないのか。

今日もユウブログに来ていただき、ありがとうございます。
最近はただひたすらに業務日報とボヤきになってしまった笑

  • この記事を書いた人

ユウ

人工呼吸管理が好きな臨床工学技士(ME; CE)。十数年の職務経験で、民間病院から県立、国立病院機構の急性期から慢性期医療に従事。東日本大震災の衝撃から一念発起し、米国呼吸療法士プログラムの受けるべく留学するも資金繰りに失敗して途中帰国。でも求めた知識より一緒に過ごしたグローバルかつ多職種の友達が何よりの誇り。趣味は写真。マイブームは禅。医療・健康など少しでも役に立つ発信を心掛けます。よろしくお願いいたします。

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