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1年間効果が持続するワクチンの製造へ【新型コロナワクチン】

エッセイの呼吸112

4回目のコロナワクチン接種をする必要があるのか。現段階ではワクチンの効果の持続性に向上の余地があるようだ。まだ1年は持たないとファイザーCEOが発言した。

感染して発症し、軽度で回復した人の話をメディアで聞くようになった。症状の辛さを語るも、そこまで深刻には聞こえなくなった。第一波の頃と比べると、すいぶんと状況が変わって、時間の経過を感じる。

ワクチンや治療薬の研究が進んできたことが、実際の薬効よりも、先の見えなかった不安な気持ちを落ち着かせてくれたのかもしれない。

2020年の今頃は混乱だった。4月に入ると街から人の姿が減って減って、ゴーストタウンになっていった。行きつけのお店には従業員がいなくなり、イートインは中止され、店長だけで配達を中心にやられていた。

その店のショートケーキが好きだった。誕生日には、子供のころ以来のホールのケーキを作ってもらった。食べ過ぎた。美味しかった。甘すぎないさっぱりとした生クリーム、旬のフルーツを使った彩り豊かなデザート。あの特別さを口にすることはもうないだろう。

物理的に近くにいる人と逢えない辛さを全世界で共有した。それでも、近くに感じている人と物理的な距離が遠ざかったときに、より淋しい気持ちになるのはなぜだろうか。

一方で、もう二度と逢えないところに行ってしまった人を近くに感じるときがあるのはなぜだろうか。そばにいたいと願ったときに叶わなくて、状況的には選択できるのに側にいられない。

傷ついて泣いていたのはわたしの方だったのに、気づいたら泣いていたのはあなたの頬。季節の花って、咲いたと思ったらすぐに散ってしまうもので。

交通量の減ってしまった道路を少し複雑な気持ちで通勤した。車内で流した夢追い人を唄った歌が胸に響いた。いまは疼いて聴けていない懐かしい歌。

先が見えてきたコロナ禍、皆さんはどんな気持ちや環境の変化がありましたか?

今日もユウブログに来ていただき、ありがとうございます。
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  • この記事を書いた人

ユウ

人工呼吸管理が好きな臨床工学技士(ME; CE)。十数年の職務経験で、民間病院から県立、国立病院機構の急性期から慢性期医療に従事。東日本大震災の衝撃から一念発起し、米国呼吸療法士プログラムの受けるべく留学するも資金繰りに失敗して途中帰国。でも求めた知識より一緒に過ごしたグローバルかつ多職種の友達が何よりの誇り。趣味は写真。マイブームはNFT。医療・健康など少しでも役に立つ発信を心掛けます。よろしくお願いいたします。

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