GIGAZINE「新型コロナ感染者がウクライナで555%増、人工呼吸器不足で数千人の重症患者が命の危機」という記事を読んだ。
ウクライナで人工呼吸器が不足している。
地震大国の日本では、災害によって輸送ルートが一時断たれることで必要な物資が届かなくなるというのを経験している。イメージはしやすいが、これはあくまで自然におこる災害だ。
ウクライナではロシアからの侵攻により、戦火による人的な災害によって、搬送ルートは阻まれている。このコロナ禍で、戦時の間接的な被害は大きくなっている。
全世界一丸となって感染症と戦っていたつもりだったが、どうやらそうではなかったらしい。
命の危機を必死に治療して救おうとする人が大勢いる世界で、命を脅かす存在もいる。ロシアにはロシアの思惑があっての行動ではあるだろうが、欧米や中国の出方は歴史がまた動いた出来事といえる。
人工呼吸器、ECMOが足りないという問題は、日本でも第一波の頃に挙げられたが、機械が足りても、きちんと操作できる人がいなければ適切に使えないという話題にもなった。
今のウクライナは違う。人工呼吸器が届いても、電力供給に不安がある。そんな状況だ。
そう思うと、新型コロナ患者の治療に関わる人は、病院の中にいる医療者だけではないと改めて気づかされる。新型コロナに限らず、病院運営ができているのは、スタッフだけの力ではない。
いろんな人とあらゆるところで繋がることで日々の平穏な暮らしを過ごせている。安全なしに安心することはない。安心するから治療になる、改めてそう思う。
今日もユウブログに来ていただき、ありがとうございます。
人は人を救うために生まれてくる、そう信じたい。