名医ってなんでしょう。


あなたが名医だと思ったらその医師は名医ですよ。
なるほど。

名医の3条件
② 病院や専門医としての実績がある
③ 常に最新情報を得るアンテナがありよく勉強している
人によって「名医」の定義は違うと思います。
それは、人によって、
「健康とは何か」が違うと思うからです。
「日常を不自由なく暮らせること」
「ご飯を美味しく食べれること」
色んな意見があると思います。
それによって、
病院に、医療サービスに求める
条件も異なると思います。
「病室がきれい」
「看護師さんが親切・丁寧」
実際に受診、通院、入院してみると、
そのとき始めて自分が気になる点、
優先順位として大事なポイントに気付きます。
なので、例えば、
毎年の健康診断が自分で選べるようなら、
毎年受診する病院を変えてみて、
いろんな病院の医療サービスを経験するのもいいと思います。
もしくは、
風邪を引いたときに、
いつもは自宅近くの医院に休日行くところを、
症状が軽い段階で
仕事帰りに遅い時間までやっている
駅近くのクリニックを受診してみるのもいいかもしれません。
いきなり注射など、
侵襲度の高いことをされることはないと思います。
医療者は、常に新しい情報を取り入れて、
患者さんに質の高い医療を提供することが求められていますが、
医療サービスを受ける側も、
医療に対しての関心を持つことや
良い選択をする楽しみ
幅を広げておくマインドを持つことも大事ではないかと思います。
「この医者の言ってること、古くない?」
などの疑問は、
自分が患っているであろう疾患について、
自ら調べたり、
他の医師の意見を聞かないと判断できないことです。
古いことが悪いことではありません。
最終的に、最適な医療サービスを受けることを決めるのは自分自身ですので、
納得のいくサービスが受けられるように、
自らも医療へのアンテナを持っておく必要があります。
そうは言っても、
何をもって判断すればいいのか
わからないものですので、
ここでは、
書籍を参考にして、
「名医」の診断方法を紹介したいと思います。
傾聴の姿勢があり説明が安心できる
医療に限った話ではなく、
知見が深く豊富な知識がなければ、
いい説明はできません。
患者さんへの質問が上手で、
返答によって、
何に困っているのか、
何が辛いのか、主要因、症状は何か、
的確な問診と
検査による客観性を持って、
適切な医療サービスが提供されます。
話をしっかり聞かない医師に名医はいません。
仮に外科医であった場合に、
「愛想は悪いが腕はいい」
みたいな評判でその通りの印象を受けたとき、
「腕がいいなら手術をお願いしよう」
となるかもしれませんが、
医学的に不備が無く、
“手術は成功しても”
完治するとは限りません。
その場合、その医師とは、
手術後もずっと関わることになります。
仮に病気が“がん”であった場合、
根治術として手術することがあります。
それでも日本人の死因順位の
1位は悪性新生物、がんです。
“仕方のない”ことになる場合でもありますが、
期待する通りにならない結果となることもあります。
そうした時に、
「腕はいい」のかもしれないが、
信頼におけない、発する言葉に安心できない医師と
病気と関わり続ける限りずっと、
お世話になることができますか。
病院や専門医としての実績がある
実績がすべてではないですが、
技術的に実績があって、
リーダー的な存在を持っている医師ほど
人間的にも鍛えられていることが多いといえます。
評判が評判を呼びます。
実際に受診してみることが一番で、
話をしてみて相性がよければ
一つの選択肢の候補として持っておくのが良いです。
一人の医師にすべてを任せる必要はありませんし、
「セカンドオピニオン」という言葉があるように、
色んな医師の意見を聞くことは、
社会的にも悪いことではありませんし、
現代では当たり前のことです。
実績があるからといって、もし、
医師の都合をこちらに押し付けてきたら
アウトです。
不朽の名作「白い巨塔」ではないですが、
私情や組織の体裁を優先させると、
ミスや不測の事態に対して、
正確な判断が及ばないことがあります。
納得いかないまま、
治療を進めると、
後悔してしまう場合があると知っておきましょう。
常に最新情報を得るアンテナがありよく勉強している
医療は日進月歩で成長しています。
新しい治療法
新しい薬
新しい考え方
新しいエビデンス
新しい医療機器、、、
新しいことのすべてが正しいことではないですし、
古いことのすべてが間違いではないです。
ただし、
新しい情報を得ることは、
治療の選択肢が増えることですし、
勉強し続けることは、
それらの選択肢を患者さん個々にとって、
有効であるか否かを判断する
精度が高まっていくことです。
医師からの質問に受け答えるだけでなく、
患者としてこちらから質問してもよいのです。
近隣の医療機関との関係や
学会参加をしているかを
記者のようにインタビューしてみるのも1つの手です。
かかりつけ医と主治医を持つ
「かかりつけ医」と
「主治医」で
明確な言葉の定義があるわけではありません。
病院では、医師だけでなく、
医療者、医療従事者、医療スタッフなど、
たくさんの医療サービスを補助する職種の人がいます。
「チーム医療」というものです。
患者さんを中心に、
医師、看護師、
昔はパラ・メディカルとかコ・メディカルと呼ばれた、
診療放射線技師、臨床検査技師、臨床工学技士、
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、臨床心理士など…
色んな専門分野があって、
それぞれが得意とする分野を
一人の患者さんに対して
医療サービスを提供するかたちです。
看護師さんも
専門や認定といったある分野に特化した看護師さんもいらっしゃいます。
それらのように、
医師にも、専門医がいます。
消化器内科専門の医師が心臓の手術はできないです。
皮膚科の医師が小児神経の患者は診れないです。
様々な専門分野があって、
自分が必要とする医師を選んでいくという目線が必要です。

自分にとって良い医師を探すのは大変かもしれませんが、日本の医療制度の良いところは自ら選べるということです。嫌な医師・病院を避けるということも出来るということです。
かかりつけ医
町医者のイメージで、
日頃からお世話になる医師です。
こちらの生活状況や健康状態を把握してもらい、
薬や栄養管理もお願いする担当医師です。
体調に変化があったときに、
具体的な疾患の予測が立てやすいので、
信頼できる医師かが最重要です。
その医師のもとで治療が受けられない場合は、
別の医療機関を紹介してもらうことになりますが
そこでは医学的な情報のやりとりが行われます。
「診療情報提供書」
私は医療者ですので、
読むことはよくありますが、
正直「情報が足りないな」と思うことがあります。
情報が不足しているときには、
問い合わせをすればいいのですが、
「なるほど、この医師はこの患者さんのこの部分はあまり重要視してないのね。」
とこちらが勝手に解釈するだけです。(悪笑)
主治医
自分のもつ疾患における分野の専門医で、
治療にあたる医師です。
総合病院など
医院より規模の大きい病院の勤務医のイメージです。
さらには
論文や学会発表の内容まで知れれば
専門分野の中でも得意な部分が知れるため
パーフェクトですが、
現実的に難しいと思いますので、
出来るだけもっと知りたい場合は、
その病院の
MSW(メディカルソーシャルワーカー)に
相談するのも1つの手です。
こちらの希望に合った専門医の診察や、
入院や転院、退院などの調整も行っていただけます。
総合窓口でその旨をお伝えすると対応していただけると思います。
まとめ

【参考書籍】
I appreciate your reading the article all the way through.