健康

病院選び、わたし失敗しないので①【医療サービスを安心して受けるコツ】

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医療者でも、どの病院を受診したらいいか、わからないものですよね。

ゆー
ゆー
ユウ
ユウ

自分の勤める病院のことはよくわかりますけどね。

医療者の友達をたくさん作ったらいいんですかね。

ゆー
ゆー
ユウ
ユウ

なるほど、それはいい手ですね。

日本の医療制度を利用する

① 国民皆保険
② フリーアクセス
③ 現物給付

安心して、質の良い
医療サービスを受ける最大のコツは、
日本の医療制度をがっつり利用することです。

参考書やインターネットアクセスすると、
他にも特徴が出来てくると思います。

「自由開業制度」
「出来高払い制度」

などです。正しいです。

押さえておいきたいポイントは、
海外と違うということです。

かつ、
この医療体制は、
世界どこを探しても
日本だけです。

そして、
日本ならではのメリットがあって、
そのサービスは世界的にも評価されるものです。

その証拠に、
WHOが2018年に発表した統計によると、
世界の平均寿命ランキングで日本は1位、
健康寿命でも2位となっています。

現在受けている医療に不満があって、
今より良いサービスを受けたいと思っているなら、

病院を、使い倒しましょう。

国民皆保険

米国でオバマ元大統領が日本の制度を絶賛し、
自国でもお金が無い人でも医療保険に加入できるように尽力されたことでも広く知られるようになったと感じていますが、

海外では無保険の国民がいる国も多い中、
日本では全国民が公的な医療保険に加入し、
高度な医療も一律に受けることができます。

フリーアクセス

保険証があれば誰もが、
いつでも、どこでも自由に
医療機関を受診できます。

世界的には、
登録した医療機関でしか受診できない、
最初に受診する病院が決まっている
もしくは、
保険がきかない病院があったりします。

現物給付

海外では、
病院で医療サービスが受けられますが、
治療にかかった費用は、
保険会社に連絡して別途負担してもらう手続きが必要な場合があります。

日本においても、
交通事故などに遭った場合にも経験することですが、

状況、国や保険会社によりますが、
つまりは、
保険が下りない、もしくは
負担される費用に差が生じることがあります。

しかし、

日本は
病院に行けば、
診察を受けて、
点滴や薬の処方など
窓口で一部負担のみで受けられます。

スーパー感覚で病院に行く

お肉はA店の方が新鮮、
野菜はB店の方が種類が豊富、
C店は毎月●日は特売だから○○はその日に買う

のように、

呼吸器内科はA病院、特に○○医師は話しやすい、
心臓外科はB医療センター、特に○○医師は実績十分、
整形外科はCクリニック、特に○○医師は誠実で人脈あるから専門外は良い病院を紹介してくれる。

でOK。
好みやこだわりをもって、
病院を選んでいい
です。

日本の医療制度は、
どの病院も自由に行けますし、
一部保険が負担してくれて、
その場で医療サービスを受けることができるのです。

または、
信頼している医師から紹介された病院を受診し、
不信感を持った場合、

「紹介してもらった医師に悪いから」という
義理の気持ちで通院し続ける必要はないです。
入院している場合も、転院して何も問題ないです。

自ら、選びましょう。

面倒であったり、
他にも各々の理由で簡単ではないこともあると思います。

しかし、

特に主婦の方々は、
食料品の買い物が上手です。

商品や日にちによって、
買う物をお店によって分けていて、
近隣のスーパーを中心に
チラシ広告を見比べて

「数円安い」
「旬の物がいち早く売ってる」

など情報を仕入れて、
自分を含めた大切なひとの生活を支えています。

医療も同じです。

生きること、
これから健康に生きてゆくことと、

今日食べるもの
これから健康に食べてゆくこと、

同じです。

違うポイントは、
病院は病気を患って
困ったときに行く場所という点ですね。

健康診断はまた別ですが、
スーパーは毎日でも行くような
日常に根ざした場所ですが、

基本的には、
病院とスーパーでは行くタイミングが違うかもしれません。

しかし、
毎日食事をするように
日常的に薬を服用している人もいます。

年齢を重ねてゆくと、
同年代の人たちは
どこかしらでお世話になっているかもしれません。

その人にとっては、
病院や薬局など医療機関は、
行く回数を換算すれば、
スーパーとも変わらないでしょう。

やはり、
何か思うところがあったり、
腑に落ちなくて納得したい場合は、

病院もスーパー同様、
自ら探して
選択するべきです。

病院は「安心」を売っている

近年の診療報酬改定でも、
病院から在宅への医療体制の変遷が見られます。

日本の医療体制の特徴ならではの現象ですが、
「暇だから」
「日課」
「趣味」
といった理由、感覚で、

血圧を測るためだけに
病院を受診する年配の方々がいらっしゃったりもします。

時間を潰すように病院に来られると、
本当に困っている人の、
最適な医療サービスが提供される妨げになりかねませんので、
今一度考え改めていただきたいところですが、

何をしに来られているのか、
それは、
「安心」に尽きると思います。

2020年現在は、新型コロナウイルスの影響もあって、
病院はクラスターを起こしやすい場所、
院内感染がニュースとなって、

病院は病人が集まる場所であること、
安易に立ち寄る場所ではないことの意識が浸透されていると思います。

病院は受診される方にとって、
その医療サービスに
「安心」が含まれていなければいけません。

体調不良で辛くて病院に行ったのに、
さらに病気をもらって帰ってくるなど本末転倒です。

また、
実績のある有名な医師の診察を受けたのに、
その医師はこちらの目も合わさないし、
専門用語ばっかり並べて何を言っているのかわからないとか

信頼に値しない要素だらけであったら、
その医師は、あなたにとっては名医ではありません。

医師を変更するか、
病院を変えなければいけません。

肉体的に治ることがあっても、
精神的に健康に治ることはないでしょう。

ユウ
ユウ

書籍やインターネットに情報自体は溢れています。最終的には実際に受診するのが一番です。不満を感じたら面倒でも妥協しないことが大切ですね。自由にどこでも医療機関を受診できるのが日本ですから、不平不満を言っても解決しないことはたくさんありますので、制度を利用してメリットにフォーカスして、いろんな病院を比べて自分に合った病院を見つけていくのが良い結果を生むと思います。

まとめ

✔日本の医療制度の特徴は、①国民皆保険 ②フリーアクセス ③現物支給で、病院や医師を自由に選び比べることができる。
✔医療サービスは、スーパーで商品を買う感覚と同様、各科によって通院する病院を複数もってよい。
✔安心して医療サービスを受けるコツは、短期的ではなく長期的に考えたときに、受診して医師の言葉や病院の対応に疑問を抱かないか、不安がないかを想像すること。

【参考書籍】

I appreciate your reading the article all the way through.

  • この記事を書いた人

ユウ

人工呼吸管理が好きな臨床工学技士(ME; CE)。十数年の職務経験で、民間病院から県立、国立病院機構の急性期から慢性期医療に従事。東日本大震災の衝撃から一念発起し、米国呼吸療法士プログラムの受けるべく留学するも資金繰りに失敗して途中帰国。でも求めた知識より一緒に過ごしたグローバルかつ多職種の友達が何よりの誇り。趣味は写真。マイブームはNFT。医療・健康など少しでも役に立つ発信を心掛けます。よろしくお願いいたします。

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