決定的に変更したところは、表紙だ。
新刊から文庫化されたときに表紙が変わったりする。そんなつもりで、印刷するならシンボルとなるような写真なり絵やロゴ、マークなど、しっかり載せたいと思い、一新した。
私は、表紙を作るのが好きらしい。どっちもけっこう気に入っている。
紙の書籍は電子書籍より私の利益はほぼない。利益を上乗せできないわけではないけれど、利益を上げることよりも、せっかくなら読んでもらいたい。作家として食べていくつもりではなく、利益最優先で書いていないから問題ない。(ではなぜ本として出版するのかはまた別の機会で)
印刷コストとアマゾンさんの配達などサービスの手数料があるので、その費用を上回る値段からでしか価格設定できない。なので、必然的に電子書籍より値が張る。すると、記念品に近い。ならば、私としても記念になるようにしたいと思った。
ペーパーバック版「筋ジス教祖は臨床工学技士を使い倒す」の表紙は、私が撮った写真を載せた。ひまわり畑の写真だ。
昨年の夏は暑かった。向日葵の花も、うな垂れるような暑さに太陽から顔を下した姿ばかりだった。首が折れてしまって見えた姿が『使い倒す』という語感にリンクする感じがしたので、配置をそれっぽくして表紙に使ってみた。
一眼レフを構えて自分で撮ったからに違いないけれど、シンプルで納得のいく表紙になった。
大きさは、B6判の単行本サイズになっている。ページ数、144ページ。
印刷のクオリティーは思っていたよりしっかりしていた。日本ではまだサービスはないが、海外ではハードカバーでの印刷サービスもあるらしい。サービスが始まったらやってみようかと思った。
表紙はツヤのあるプレミアムプリントになっている。お値段は¥1,400(税抜き)。相場価格には収まった。記念としては十分だ。
今日もユウブログに来ていただき、ありがとうございます。
紙の本では初めての出版、にしては成功だと思う。自分に甘いので笑