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「筋ジス教祖は臨床工学技士を使い倒す」ペーパーバック版裏話【前編】

筋ジス教祖は臨床工学技士を使い倒す裏話前編

電子書籍で出版している「筋ジス患者は臨床工学技士を使い倒す」のゲラが届いた。ペーパーバックは電子版とレイアウトが少し異なる。

紙だと印刷コストがかかる。コストを下げるには枚数を減らすというのが一つの手だ。読んでいただく方々を思うと購入価格は安いに越したことはない。行間のブランクを詰めてある。電子書籍の強みは、意外と読みやすさを考えて、程よく空白を作れるところかもしれない。

ただ、価格のためだけに読みやすさを犠牲にするのはナンセンスだと思ったので、いい塩梅というのを私の感覚でブランクを空けたままにしてあるところもある。

枚数を減らす方法ではあと、文字の大きさを小さくするという手もある。これは止めておいた。電子書籍では文字の大きさはユーザーで調節することができるが、紙ではできない。

私自身、小さい文字を追うのは好きじゃないし、今回は元々、友人のためにペーパーバックでも出すことにした。友人はあまり目がよくない。文字は大きめにした方が読みやすいだろうと思う。

ゲラをめくったら、段落初めのインデントが出来ていなかった。0.5文字分、文字下げを行った。あと、ページ番号が若干大きく感じたので、サイズを二段階小さくして、色をブラックから濃い目のグレイにした。

内容については、大きくは変わっていないが、3点変更した。

一つは、外部リンクをQRコードにした。これはもちろん、紙では押してもリンク先に飛ばないからだ。QRコードを読み込んでもらえれば、リンクを見てもらえる。

二つ目は、SNSを駆使する項の言い回しを削った。電子書籍を読んでくれている人はインターネットに疎いということは考えにくかったので、あなたなら(普通に)できる、というようなニュアンスで書いた。紙で読まれている人はその前提はないので削除した。

三つ目は、在宅人工呼吸器についての相談応募フォームのリンクを削った。QRコードを載せてもよかったが、どうも押し売りに感じられてきてしまったので、控えさせていただいた。

決定的に変更したところは、表紙だ。

今日もユウブログに来ていただき、ありがとうございます。
明日後編。

  • この記事を書いた人

ユウ

人工呼吸管理が好きな臨床工学技士(ME; CE)。十数年の職務経験で、民間病院から県立、国立病院機構の急性期から慢性期医療に従事。東日本大震災の衝撃から一念発起し、米国呼吸療法士プログラムの受けるべく留学するも資金繰りに失敗して途中帰国。でも求めた知識より一緒に過ごしたグローバルかつ多職種の友達が何よりの誇り。趣味は写真。マイブームはNFT。医療・健康など少しでも役に立つ発信を心掛けます。よろしくお願いいたします。

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